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(初心者のための)
●ゆかり流囲碁の学習法●

【方法１】

家の近くの教室、もしくは学校などで教えてもらえる場合は、そこに通うのが一番です。

【方法２】

(方法１が無理な場合)
☆入門書を一冊購入してください。
いろんなものが出ておりますが、　簡単そうだと感じるものが一番です。
私の本もありますが、それぞれテイストがありますのでお好みで。
（私の友人がやった中でオススメなのは「インタラクティブ囲碁入門」と「関西棋院」のホームページだったとか。でも少し前の話なのでまたいろいろでてきていると思います）

☆その後、ゲームの対戦型ソフトを手に入れてください。
パソコン上でダウンロードしたり、プレイステーションやゲームボーイアドバンスのソフトを使ってみるのもオススメです。
ただし値段と棋力は必ずしも比例していないので、これもお好みで。

本をまず読んでから、とりあえずソフトで何回も何回も打ってみてください。だんだん感覚がつかめてくると思います。

（注）私の著書の中にもそういうものがありますが、ひとまず石の取り方から説明しているものがあります。
これは囲碁の大切なルールですが、勝敗の決め方は別です。ゲームソフトを試す場合、この点に注意してください。

【ルールについて】

囲碁のルールのポイントは、
①勝敗は陣地の大きさで決める
②相手の石を囲うと取れる→取った石は最後に計算するとき、相手の陣地に埋められる
③二つ眼があればぜったい取られない
④コウのルールがある
⑤これ以上お互いの陣地が増えなくなったときが終局

この５点が本でしっかり覚えられていればほぼ対局できると考えられます。こうして文字だけ見ると、「え、陣地って何？」「眼ってなに？」などとなりますが、この点は本でしっかり読んでください。
（他にも黒白順番に打つなどのルールがありますが、これも本で確認してください。）

【終局について】

まず最初にダメをつめるところから。（わかるかな？）
黒の地でも白の地でもないところ、そこをお互いで埋めあいます。
すると、場合によっては、ダメが詰まったことで守らなくてはいけない場所がでてくることがあります。この時点でしっかり守りましょう。
こうなると、どこが自分の陣地でどこが相手の陣地かとってもわかりやすくなっていると思います。
入門書も読んで確認しておいて下さい。

【整地について】

まず、盤上にある「すでに死んでいる石」を碁笥の蓋に入れます。
「死んでいる石」とは自分の陣地の中にある、「眼が二つない相手の石」のことです。
お互いその行為を終えたら、相手の陣地の中に、自分が取った石（碁笥の蓋にある石)を埋めてください。
要するに、自分が白なら黒石を黒の陣地の中にうめる、ということです。
そうするとさらに陣地の輪郭がわかってきたと思います。
そうそう、ここで大事なこと。
整地は、「自分の陣地」をではなく、「相手の陣地」を整地します。
これよく間違える方がいるので気をつけてください。

次に、その陣地を四角い形にしましょう。
掛け算しやすくなるからです。（これは図を使って説明したいところですが…）
たいていの場合、何もしないと陣地が段々になっているので、とっても数えにくい。
それを数えやすくするのが、四角くする目的です。
このとき、できれば、5目、もしくは10目の長さに揃えるとわかりやすいです。
掛け算も5の段と10の段はすぐできますよね。
また、陣地は大きな碁盤の場合、二箇所に分かれていたり、三箇所に分かれていたりと、いろんなケースがあります。
それぞれの陣地を数えやすく四角くしてください。
本人が数えやすくすることが目的なので、こうしなくてはいけない、ということはありません。

そして一番最後に整地した相手の陣地が何目か、相手に伝えます。
お互いに伝え合って、陣地が多いほうの勝ち。
引き算してその差、それからコミ6目半を計算しましょう。

囲碁は何回も打つことが大切です。何回も打っていくと何となく感覚がつかめてきます。
負けたからってやめないでください！
私も負けるとイヤになりますが、勝つと無上の喜びが待っていますので、
これを味わわずして…とはもったいないですよ（＾０＾）

　それから、はじめるときにお友達と一緒に始めるとさらに楽しいです。
やっぱり話せる人がいたり、相手がいるというのはとってもいいですよ。
家族でやってみるのももちろんおすすめです。

吉原由香里

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